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Overnight Stay
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-05-05 10:17:46)

戦慄のメタル・ナイトなる大袈裟なタイトルがなんとも懐かしい、日本のテイチクからリリースされた1st。NWOBHM期はTempest、その後はSMOKIN' ROADIEと変名して活動していた彼ら、待望のデビューとなったがバンド名はTHE NOWへと変更。そして今作は日本でしかリリースされなかった。時代的に厳しい情勢もあったのだろうが、サウンドは一級品のメロディックスタイル。
ワビサビのあるシリアスなメジャーサウンドは全編に渡り適度な緊張感を生み出し、その緊張と緩和が絶妙に配される事で聴きやすさを誘発している。戦慄のメタル・ナイトという言葉もハッタリじゃないなぁと俄然耳が持っていかれます。やっぱり一本芯が通っているので説得力がありますよね。ポッと出の新人じゃない自肩の強さを感じました。メロディ派だけじゃない正統派も満足させるだけの音を奏でていますよ。
やっぱり完成度の高さは古くささを寄せ付けませんよ。

英国産らしい情緒、そしてダイナミックなサウンドは迫力満点、ヴォーカル兼ギターのルー・フィリップスの存在感の大きさ、歌の上手さもさることながらギタリストしてもテクニシャンで、ソングライティング力を含めバンドの顔としては申し分ない存在感を表しています。

元はトリオだったが今作のデビューにあたり、ジャック・ブルースの息子マルコムとジンジャー・ベイカーの息子コフィー・ベイカーの参加がチョイ話題になり、前評判がぐらついたのが惜しい。ビル・ワードのソロでも大暴れしたフィリップスこそ、このバンドの顔であり、80年代から支えた主要人物です。

苦労人バンドTHE NOW。このバンド名も大人の事情で変えられたという不遇。しかも極東アジアの日本のみでのリリースと言うことで、マイナー過ぎる存在となってしまったが、正統派メタルファンならば是非とも手に取って一枚である。

2024年にSMOKIN' ROADIEのBorn into Rock n Rollというタイトルで同じ内容の作品が再発されましたが、これも手に入れずらい。サブスクで聴けるのは幻のシングルくらいなので、残念な状況ですが、オープニングナンバーのCheatingからゾクゾクとさせてくれますよ。



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